ポストイットとラインマーカー

わなび学生による漫画、アニメ、日常中心の覚書ブログ。短歌も1日1首載せています

12/12(木)脱がされる透明衣顔背け我が読書には一片の悔い

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  • 我が読書には
  • 一片の悔い

 

 

 

 

日常A(ブランド)

 

 教員免許取得の最終確認にあたる授業が今日終わりを迎えた。

来年から教員になる訳ではないが、4年間の苦労も終わりだと思えばなかなか感慨深いものがある

何だか、いよいよ卒業なんだなあ

 

 

 授業後、御祝いにこの授業で出来た友人とお茶。

いつもドトールかシャノアールでは味気ないので、南門を出たところにある、喫茶店「ぷらんたん」へ。

この店は前々から入ってみたいと思いながら、その老舗臭い外観と中に鎮座する大きな焙煎機から1人で入るのはハードルが高いな、と見送り続けてきたのだ

 

外観は古くて小さな喫茶店なのに、入店すると案外広い。

1階の席が込み合っているので2階に案内される。古い建物故やはり2階は質素で、「屋根裏部屋」という感じ。少し床が膨らんだりしているのはご愛嬌

メニューをパラパラ眺めたところ、日替わりランチを頼むとランチの時間帯珈琲が飲み放題らしいので、長居するためにそれを注文。今日のメニューを問うと、トマトとベーコンのナポリタンか

 

珈琲は1階で淹れたものをビーカーに入れて人力で2階に運び、ヒーターで補熱。客が自分でカップに注ぐ方式になっている。紅茶は直接店員の女性が注いでくれる。

アンティークへの造詣が深く無いので分からないけれど、使われているのは珈琲も紅茶も普通のカップ。

しかし、下手にお洒落で肩肘張らなければいけない店より全然居心地が良いので、私は好感を持った

 

 とりあえず、まずは珈琲を頂く。薄過ぎず、濃過ぎず、口当たりも良い。体質なのか珈琲2・3杯でも身体が震えてしまうため、私はあまり珈琲を飲まないのだが、今日は2杯目を飲む事に決める。

暫くして運ばれてきたナポリタンも、本当に普通。お皿も盛り付けも、取り立てて豪華でもお洒落ではない。

フォークに巻きつけて口に含むと、わりかしあっさりとしたトマトとベーコンの味。そこにまぶされたバジルの爽やかさでアクセントがきいて舌が心地よい。うん、「喫茶店」という感じがする

 

 

 お互い落ち着いたところで雑談を始める

今日友人が卒論の提出日だということで、完成したものを読ませて貰い、簡単な感想を述べたり質問をしたり、卒業後の生活や勤務地などたわいない事を話して1時間程過ごした。

学生の日常などというのは中学生や高校生の生活と比べれば99%が自主性に任されている。したがって、わざわざ他人と関わろうとしなければ毎日を自分のために孤独に過ごす事が出来る訳だが、何か「大学生らしいことをしたなあ」と感じる楽しい時間だった

 

 

 ちなみに、その話の途中で、友人が持っていたとあるブランドの鞄の話になった

イギリスのブランド「superdry.極度乾燥(しなさい)」。この前渋谷で持っている人を見たがブームなのか

私には「極度乾燥(しなさい)」という日本語の文字と発音、そのフォントに萌える要素を一つも見つけられないが、海外の人からすると何か惹きつけられるものがあるのだろうか。日本の英字プリントTシャツのように

 

ただ、どうしてもその鞄を日本人が持っている所を見ても、お洒落には見えない

秋葉原にあるアニメグッズの缶バッジを鞄に大量に付けているのに、それをお洒落と言い張るような

缶バッジ自体に問題があるのではなく、それが何物か分かっているのにお洒落とか何とか気張ってしまう持ち手が透けて見える事に違和感がするのだ

 

 

 まあ往々にして、ブランドというものはそんなものかもしれない

GUCCIも、エルメスも、superdry.(極度乾燥しなさい)も、そしてオタク缶バッジも、みんなみんな、お化けを恐れて被るシーツと一緒なんだろう

本人がそれを好きで心底楽しんでいるなら別に構わないが

 

 

 

閑話休題

 

 

 

日常B(挨拶)

 

 

 忙しい忙しい言う癖申し訳ないが、今日は同期と3人で飲み会の予定だった。

しかし、その日のメインゲストだった会社説明会に行っている1人から、一向に連絡が無い。

今日の予定が無くなる事を予期した私は、一応大学の歓楽街に向かう事をも想定し、そちらの方向の電車のホーム寄りの駅前の成文堂に繰り出した。

 

以前も書いた通り、成文堂は色々取り組みをしすぎて方向付けに迷う無難な店。

しかしその品揃えは、マニアックな方面でなければかなり豊富だ。メールを待ちながら、試し読み出来る漫画を片っ端から読み、厳選していく

 

 

 

 

BLUE GIANT 1 (ビッグコミックススペシャル)

BLUE GIANT 1 (ビッグコミックススペシャル)

 

 

 

 

『BLUE GIANT』。リアルな登山漫画『岳』の作者石塚真一氏が送る、ジャズをテーマにした青春漫画。上手くは言えないが期待できそうな読みごたえ

 

 

 

 

北斗の拳 イチゴ味 1 (ゼノンコミックス)

北斗の拳 イチゴ味 1 (ゼノンコミックス)

 

 

 

 

北斗の拳イチゴ味』。『学園革命伝ミツルギ』の作者行徒氏の妹でありアシである行徒妹氏の、北斗の拳サウザー様をメインキャラにしたギャグ漫画。絵が上手いし、やたらサウザー様が可愛くて萌える

 

 

 

 

ヨマイヤマイヤのこどもたち (単行本コミックス)

ヨマイヤマイヤのこどもたち (単行本コミックス)

 

 

 

 

『ヨマイヤマイヤのこどもたち』。作家は釣巻和氏と知らない名前。死相の出た絵を気に入った 

 

 

 

片恋の日記少女 (花とゆめCOMICS)

片恋の日記少女 (花とゆめCOMICS)

 

 

 

 

『片恋の日記少女』。名作『ウツボラ』を描いた中村明日美子氏の作品。明日美子氏の作品が好きなのは勿論の事、どうも装丁作家の方が『鉄道少女』から続投らしいので気に入る

 

 

 と、夢中でにやけ顔を浮かべながら漫画を吟味していると、横から視線を感じる。何か以前にも同じ事があったような……そちらに目をやると、何と以前お会いした後輩さんが仕事をしていた

またもや恥ずかしいところを見られて顔が染まる。いや、私の存在はばれてない、ばれてないはず絶対に……いや、無理か

どうしよう、仕事中に挨拶をしても良いんだろうか。

 

でも、バイト先に知り合いが来るのが嫌な人って周りに多いし、忙しいのに挨拶をするのはまずい。

しかも意図せずして二度目。挨拶して、わざとだと思われたり、変な人だと思われたりするのは怖い

かといって、存在を認識しているのに声をかけず、悪感情を持っていると思われるのも何か嫌だ。

 

 

頭がぐるぐるする。

と、携帯に着信あり。見ると今日はやはり打ち切りになったみたい。うう、何か途轍もなく誰かに会いたいタイミングだったのに……脱出方法わかんないよ

しかし、何と絶妙な頃合に、社会人の先輩からメール。会いたいと思っていたし、素早くご飯に誘う私の指

 

先輩と歓楽街で落ち合う事を約束し、これ幸いと店を出る

何も買わないのは悪いので、さっき選別した漫画を持ってレジへ。

店員さんが受け取る。後輩さんだった

 

 

 一秒その場で固まった私は、結局何も言えず、財布から急いで掴んだお札を出して会計を済ませ店を出た

見られた漫画の数々。他の店員さんが隣にいるので挨拶も出来ない

ああ終わってしまった……逃げ出した店外で私は頭を抱えた

 

 

 その後、先輩とご飯を済ませ、資格関係の本を漁るために再び成文堂へ。

もう流石に後輩さんはいないだろうと高を括っていたらそのまさかで、自分の失礼な行いを思い出し、かつ挨拶をし直す事も出来ずにまた凹んだ

 

挨拶は出来る時にきちんとしましょう

 

 

追伸

 

 

 

うた詠み575新テーマ

 

 

 うた詠み575では、新テーマ「顔面クリスマス」が12/16(月)17:00から12/26(木)23:59まで配信される予定

SEGA | project 575 | ニュース | イベント | 期間限定テーマ「顔面クリスマスケーキ」配信のお知らせ

 

私は、同じ作者デッドボールP氏の「金の聖夜霜雪に朽ちて」が好きだからとても楽しみ! 

何かコンテストもあるらしいし、良い歌が作れるように頑張ろうと思う

 

 

 実は昨日アプリに不具合があって困ったのだが、問い合わせした後の対応が素早くてセガさんを見直した。絶賛応援中!