1/16(木)パブロフの犬や電柱地中化す透明な街に涎の国境
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こんばんは、今日の月は満月なのにいつもより随分小さく見えますね、芭蕉です。
さて、本日の私は荒ぶっております。というのも、ある漫画を入手したから。
そう、以前イチオシの作品とこのブログで書いた『聲の形』の2巻です。
- 作者: 大今良時
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: コミック
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ずっと楽しみにしていた続刊がついに出た事に喜びを隠せません……1巻も素晴らしい出来でしたが、読み切り版も読んで更に気に入ってしまったんです本作
発売日直近のネタバレはポリシーに反するので、敢えて迂遠な言い方をすると、本巻は主人公石田将也が西宮硝子との再会を機に、その人間関係を広げていくお話。
硝子からは許されたものの許し切れない硝子周囲の人物達から受ける反発や、母とのやり取り、ひょんなことから出来る新しい友人との交流。
それらを通じて、「硝子に謝ったら死のう」と決めていた将也の考え方が、硝子に依存した不健康さは否めないけれども、生きようとほんの少し前向きに変化していくのが見所ですね
相変わらず、風景から人物が切り離され浮かび上がってくるような独特な絵柄も健在。私はこの絵柄が大好きです。自分の好みにジャストミートしているのもあるけれど、それを抜きにしてもこの絵でなければ本作は成立しないと思うから。
「障害」と「いじめ」という、重く扱い過ぎても軽く扱い過ぎてもいけない扱いづらいテーマを含んだ本作。絵柄の「浮かび上がり」から感じる登場人物達の現実との距離感の戸惑いが、読者の気持ちとリンクしてテーマに向き合うためのクッション材になっているのではないかと私は考えています。
したがって、あくまで私の中ではですが、絵柄がきちんと世界観と結びついた良い漫画なんですよ、『聲の形』は本当に。(何故か上からドヤ顔の私)
ただ、週刊少年マガジンを毎週欠かさず読んでいる方に残念なお知らせを一つ。収録されている話は連載中の話から多分4・5話分くらい遅れています。具体的に言うと、硝子の周囲の人物の片方とのイザコザの終わりまでが2巻の収録分ですよ。まあこれは仕方ないよね
あ、あと『聲の形』関連で、今週号の週刊少年マガジンを入手しました。
最後に買ったのが中学2年生だから実に8年ぶりの購入。私にここまでさせるなんて恐るべし『聲の形』。
内容としては、
という感じ。
正直、期待していた程濃い内容のものではありませんでしたが、値段も安いし、可愛い硝子のカラー絵で十分満足出来ました。
これは次の次辺りのアニメ化枠に来るのかなあ。OVAでも良いので、アニメを作ってくれると泣いて喜びます私。
ただ、仮にアニメ化したりすると「人権問題」によって話が歪められて全く別物になってしまわないか心配ではあります。ちょうど今日、「赤ちゃんポスト」が出てくるドラマで抗議が出ていたそうだし……。
ドラマを観ていないので私はその抗議に何の評価も出来ませんが、同じような事態が本作にも起きないで欲しいなあ。
それでは、完全に漫画トーク全開でしたが今日はこの辺で。ではではー
追伸
今購読ブログを見て気付きましたが、ちょうど本日他にも「パブロフの犬」という単語を使っている方がいらっしゃいました。
今日の歌は自分で意図を説明するのもあれですが、「自分の領域を弁えず、それを意図的に曖昧にして条件反射に(主に他人に対する敵意に関して)生きる人間に対する皮肉」を込めて作ったものです。
従って、下手するとこれを読んだその方が不愉快に思うかもしれないので一応最後に注意を付け加えさせて頂きますが、本当に偶然です。これを書いてからブログを拝見したので、誓ってあてこすったりした訳ではありません。
基本的に私は200%自意識過剰な人間だという自覚があるので、この注意が無駄な可能性は高いですが、一応予防線を。もし不愉快になっていたらごめんなさいm(__)m