2/15(土) 涙出ず舌先は無く波の花鱗ぽろぽろぽろりと呑める

以前、実家から兄宅へ家出をした時のこと。

私を気分転換させようと、兄が連れて行ってくれたバーで。「タランチュラ」というテキーラを頂きました。

このように、青く澄んだ、綺麗な色をしており、口に含むと一瞬微妙な刺激がありますが、味も甘く飲みやすい。

テキーラの正しい飲み方としては一度にくいっと行くべきところなのでしょうが、その時はこのお酒との別れが名残惜しく、ついつい何度かに分けて呑んでしまいました。家出して傷心気分だったのもあるかもしれません。

事情はともあれ、これまで呑んだ中でもかなり印象に残っているお酒です。ミーハーと言われても構いません……ドーハ空港に沢山並んでいた時には、両親の手前諦めましたが、本音を言うと4,5本買い漁りたいと思いましね

今日の歌は、そんなタランチュラの思い出と、童話の『人魚姫』の瞳の色を連想して読み込んだものです。

正確には、最初に思いついた「鱗」という言葉から『人魚姫』を連想し、今日友人と呑んでいた事からお酒の事を考え、人魚姫の眼の色からタランチュラを記憶の奥底より引っ張り上げたという感じ。で、そこに恋愛とか色々ゴテゴテした要素を、左官屋よろしく貼り付けたってわけ。

したがって、ここまで自分の書き殴りの意図を自身で解説しておいて言うのも何ですが、自分自身の体験はあまり積極的に読み込んでいないつもりです、って、そんな事言われても困りますよね……。

まあ良いや、兎に角タランチュラが呑みたいという気持ちをもう一度書き連ねて、本日は終わります。それでは

ポストイットとラインマーカー