雑記
生を受け頼まれもせどなす技の意味に確かさ見る不確かさ今日の歌はいつになく何の捻りも無くて申し訳ありません。さて、明日から暫く中国地方、九州地方まで卒業旅行に行って参ります。つきましては、その地に関する歌を暫く読むように努めようと思います。…
万感を込めど眠りし便りこそ富士の煙に託すに任す
月代やひりと痛みて指腹で柔らかに擦りやわがたき名沁む
曲線の歪に赤の通う知る塗りつけてんげり三角の影
在りし日を思いて詠める歌に飽き薪と焼べて迎える朝日
去ぬれども去ぬれどもなど言いしろひ袖解し編む糸赤く染むこんばんは、芭蕉です。読者は殆どいないだろうと確信を持って言える当ブログですが、本日は報告が1つあります。以前から言及していたように、私は5月のコミティアへの出展を目指しておりました。短…
立つ寝るも起きるも疲れ伏せけれど腹の午砲のみ生を知りたり
沼の上泥舟の底柄杓削ぎ浮世をギッコンバッタン演ず午前は資格試験は当然のように惨敗で、そうならないように期間を断然させず勉強しなかった自分と、それでも行けるかもと余裕をかましていた自分が恥ずかしくなった。午後は漫喫に篭って漫画を読み、落書き…
虹の夢無邪気に望み骨董の白黒テレビ摘み回り明けぬ明日は資格試験があるそうです。「そうです」というのもちゃんちゃらおかしいのですが、実際全く実感が湧かないのです。かといって変に律儀な性格故に勉強の形だけでもしないわけにも行かず、漫然としたま…
背景に呼ばれて影の形とる名の欲しき欲しき欲しき夜かな
行き場無く噛み切りし爪懐に仕舞いて初月の朝迎えたり
白痴顏犇き揺られ反吐を吐き隧道の中「第二の家」へ自分の生活に疑問を持たない者は馬鹿だと思う反面、もっと良いやり方がある、というか間違っていると気づいても自分の身ではどう直しようも無い問題に気づく事ほど苦痛な事も無い。「精神的に向上心のない…
振り返り振り返りただ人参とモップの流す涙をみていた兄が来たので、今日は勉強を封印し原稿の日です! 頑張るぞ!
黄昏に蝙蝠向ける老背虫我の行く末一つ救わる
ディオーンの項香し三角は触れる時こそ潜みたるやらん漫画にのめり込んでいたら時を忘れ、1日一回更新を逃してしまいました。これで連続更新日数が、再び1カウントからスターとなると考えると何だか寂しいものですね。今日の短歌は元ネタを知る方がいれば分…
涙出ず舌先は無く波の花鱗ぽろぽろぽろりと呑める以前、実家から兄宅へ家出をした時のこと。私を気分転換させようと、兄が連れて行ってくれたバーで。「タランチュラ」というテキーラを頂きました。タランチュラ アズール 750ml 35度 [並行輸入品] テキーラ…
孵らぬと知りし蛹の斑紋を濡れ綿の下掻き抱き春 降り始めが遅かったから積もらないだろうとたかをくくっていた雪ですが、1日降り続けたせいか、帰る頃にはすっかり道を覆い尽くしており、非常に難儀しました。窓から外を覗いたところ、いまだ降り止んでいな…
板チョコを衝動的に買い込んでオスロ条約遵守は重いか明日2/14は、バレンタインデーです。例年このイベントは仕事関連以外で一切自分に関係無いものなので、そのせいか分かりませんが、私は、悲しい事に無理して目を背けずともイベントの存在自体を忘れてい…
棘強く遅れて摘みしタラの芽のほろ苦き味面映く呑む今更口に出せない事や態度に表せないものは、呑み込むに限ります。そこにお酒(苦手な方は烏龍茶)があれば上々というものです。呑んで、呑んで、呑まれて呑んで。終いには何のために呑んでいるのか分からな…
並ばずに路線は違う駅までと影ども揺らぐ朧夜の道
羊毛の塊並ぶバザールや鼻頭濡れ雪と知る朝
紫草の蕾戯る春の庭手折れぬからと縁側に嗅ぐ
傘骨の墓標連なる雪街や丸い踵にポツリ倣い道
月見杯煽って干してまた干して注ぐ者ありゃ水酒も金
網膜の自分と暮らす一億総自家中毒引きこもり時代
蜘蛛の糸景目まぐるしく進ませど昨日の蛹に明日も誰も閉じ込む明日の自分の感覚と今日の自分の感覚とは全く違うというのは、割とあり得る事ですし、なかには、これは病気だと思いますが、1分刻みで違う方もいたりします。ただ、時代が進み、技術が発達すれば…
「泣く女」抱き手術台で夢を見る時間を待てぬ者の泡沫
服の裾引かれポケットのドミノ落つ震える手から始まる終わり
珠の浮く袖口払う陶磁の手さす紅色や雪の降りけむ
せせらぎの光閉じ込む油膜さえ君が虹だと言えば虹だよパナウェーブ研究所という新興宗教団体が耳目を集めた時期がありました。その人達は名前を忘れましたがとある女性を大天使ガブリエルと交信出来る預言者として崇め、スカラー波とかいう電磁波を恐れて白…