あの棚の一番左の焼けた背の飛び出たスリップ変わらずに笑む クリスマスの先には年末が見えるこの書き入れ時、何もアクティブに動くのはブティックやジュエリーショップ、ブランドショップばかりではない 私の心の支えである本屋も戦っている 私の大学の生協…

「泥くせえ」 ２杯目注ぐ カップの中 くるくると舞う スーフィーの君 今朝は起きた時からウキウキしていた。なぜならば、今日はよしながふみ氏の『きのう何食べた？』8巻の発売日だからだ きのう何食べた?(8) (モーニングKC) 作者: よしながふみ 出版社/メー…

ショーウィンドウ 顔へばりつけ 覗く子よ 欲するものは 皆外にあり 今日は諸用があって、離れて暮らす兄と会ってきた 兄は身内が言うのも何だが、知と徳を兼ね備えたなかなかの好人物で、比較されて辛い時期もあったけれど私が心を許す数少ない身内だ。漫画…

蓑虫ら 木枯らし吹かん 雪降らん 冬を越えれば 春駒の友 先日急に冷え込み始めたなと思ったら、一度に日中の気温まで冷え込んでしまった。私はただでさえ外出が億劫な性質であるのに、この気温はたまらない。家でみかんの数でも数えながら冬をやり過ごしたい…

裏庭に 萩の御花が 咲いたから 今日の別れは 「さようなら」です 11月の最後が、12月の始まりが差し迫った本日。今年一年を予行演習的に振り返ると、本当に早く過ぎ去って行ったと感じる。 新しい環境、色々な人との出会い、別れ。一つ一つは泥臭いものばか…

暮れぬ町 顔輝かせた 娘らも 今は恋しき 山の宵闇 仕事先で幼女の音読と、中学生の女の子の美味しいクッキーに荒んだ心を癒されたのも束の間、気が抜けたのか風邪を引いた。恐らくは再び来襲した急な冷え込みのせいだろう 昨日は、真夜中に地面から突き上げ…

教室で 飼い慣らされる アコヤ貝 毎日一粒 便座の上に 中学2年生の時、イジメにあった。当時の私は、静かに憤りこそすれ諦めもしていた。声が大きく、妙な事に拘ってうざい、オタク趣味に没頭する自分は格好の標的と分かっていたから。 一貫校ゆえに下手に悪…

今日は時間が無いのでろくすっぽ日記も書けないけど、一言親子関係というのは何でこう難しいんだろう。私は正しい答えが分からないよ、本当に

はぐれもの 黙々食す カーネルの 鳥の包みの 「Family」滲む 今日は就活を控えた10余年来の友人に誘われて、久々に一緒に飲みに行った。バイトが終わった午後8時、大学近くの最寄り駅で集合し、ラーメンで小腹を満たしてから安い呑み屋へ 2人で店への道を歩…

親戚筋から私の旅行中にみかんが届いた。母は、お返しをしなければならないから面倒で嫌になる、と愚痴をこぼしているが、懐の寂しい私からすると旬のものを頂けるのはありがたい限り 艶の良い小ぶりのみかんをうっとり眺めていると、送ってくれた親戚の皺く…

私が、初めてきちんと文章を書いたのは高校生の頃。所属していた文芸委員会の応募を水増しするためだった。大学に入るまで満足にPCを使えない環境だったため、携帯メモで文章を組みながら原稿用紙にそれを写した。2Bの鉛筆で汚らしい字を書き殴った事は、今…

今日の午後2時ごろ成田空港に着いて第一に感じたのは、大分も千葉も体感温度は変わらないな、ということだった。あまりに眠かったからか、空港から家までの道程はきちんと覚えていない。けれども、少なくとも同じ事は東京にも言えて、私は帰宅するまで一度も…

今日もネットカフェに宿泊している。2日目に一夜を過ごした店ではなく、昨日一昨日宿泊したホテルの隣の店。明日早朝に空港に出発するため本日で実質的に旅行は最終日なのだが、大分、というか九州があまりに魅力的な地なので帰京が名残惜しい。もし可能なら…

初日に泊まったホテルに着いて、ベッドに身体を横たえながら日記を書いていたら、睡魔にやられてそのまま寝落ちしてしまった。折角毎日更新を頑張っていたのに非常に悔しい……旅行を楽しんでいるからこその疲労と考えればありがたいし、寝落ち自体は自分の所…

今私はネットカフェの一室に1人でいる。ネットカフェで寝泊まりしたことの無い友人の、学生時代の思い出作りに付き合うためだこういう書き方をすると、私があまり快く思っていないように見えるが、そんな事は無い。大分駅周辺のホテルはツインで泊まって安く…

離陸する瞬間の飛行機に乗っている時の感覚が好きだ。飛行機が助走を始め、その車軸が地面との摩擦を伝え始め、全身が揺すられる。ドドドという音とともに見えない手が私の身体をシートに沈めると、徐々に徐々に飛行機の鼻先が上を向き始める。そして次の瞬…

以前尊敬する教授が、講義でアリストテレスの「中間」思想の重要性を挙げた時に、三木清の『人生論ノート』から以下の言葉を引いた 「愛は私にあるのでも相手にあるのでもなく、いわばその間にある。間にあるというのは二人のいずれよりもまたその関係よりも…

WHITEALBUM2第7話。今回の話、つまり「学園祭ライブ」で3人の関係が破綻するとはゲームで知っていたし、アニメ本編で予告もあったので目を離さず観た OPを取り払っての映像作成は、前作アニメ『WHITEALBUM』の第13話を思い出させる。前作ではちょうど1クール…

私は最寄り駅から寝ぼけまなこをこすりこすり、家路をとぼとぼ歩いていた。休日にも関わらず早朝から1日アルバイトを入れたため、身体はもう限界で、いつも以上に周りを眺める余裕が無い。下を向いて黙々と歩くそんな霞のかかった意識に神が喝を入れようとし…

授業が終わってお昼時、連日の散財で財布がひもじくなった私は銀行に出かけたお目当ての銀行は大学の北門を出て坂を下り、横断歩道を渡ったところにある。その途中、横断歩道の前に小さな八百屋があって、信号を待つ間、店頭に並ぶ野菜を眺めるのが私の暇潰…

11/8(金)万有引力とは ひき合う孤独の力である - ポストイットとラインマーカー 以前私の書いたこの雑記について、言及して下さった方がいらしたので、そのお返事も含めてここにお詫び致します。 私としては当該雑記で、アイドルに限らず人が集まる全てのイ…

寒さと低血圧に勝てず、ここのところ、朝、布団から出れない日が続いていた。今日も今日とて、名残を惜しむ毛布を2時間かけて身体から引っぺがし、寝癖だらけの頭で起床。20分で仕度を整えて、家を出る。ぽつぽつ雨が降り始める辺り、1日運が悪そうだ朝ご飯…

あまりに面白い漫画と遭遇したので、この熱が冷めやらぬうちに、と筆をとった今日紹介するのは、西村ツチカ氏の『さよーならみなさん』という作品ださよーならみなさん (ビッグコミックス)作者: 西村ツチカ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/10/30メディ…

新聞社に内定の出た知人と、お互いに内定が出た後で就職について話をした事がある。知人は自分の好きな文筆関係の会社にしか志望を出しておらず、その中で漸く※新聞社の内定を手に入れた。私は、知人と違って最初から仕事に夢も希望も無かった。そのため、自…

今日、あまりにも暇だったので簡単な妄想遊びをしながら大学までの道のりを過ごした。 鳥になった自分をイメージし、その鳥から見た俯瞰図を妄想しながら歩くというものである 目の前の情報だけで俯瞰図は完成しない。その情報から連想出来る俯瞰図と、絶え…

夜の寒さが、身を切るような、という表現が似合うものになってきた。もう薄着も苦しい 「や〜きいも〜お〜」。昨日、何年ぶりかに自動車の焼き芋屋台の宣伝文句を聞いた コンビニやスーパーで簡単に焼き芋が手に入る昨今。都内ではもう絶滅したと思っていた…

殺虫スプレーが食卓の上に載っている状況を見ると、いつも違和感を感じる食材や水気のある場所には虫が出やすい。それ故、すぐ対処出来るようにスプレーを置くのは分かるのだ。問題は至って生理的な事で。口に入れていいもの、入れてはいけないものが並べら…

ホワアル2第6話、冬馬が可愛くて死にそうだ聞かせてよ、北原のギター……小木曽と、付き合うのか……？ああ、強気な人が、気を抜いた瞬間に見せる弱気なところって、凄く良いそんなところに計り知れない魅力を感じる私は、やはり断然冬馬派だ雪菜も可愛くて尽く…

早朝の強い揺れに跳び起き、窓の外を眺めると、私は曇り空特有の鈍い光に眉を顰めた 強風と窓ガラスの隙間で口笛のような音が響く。天気予報を確認すると東京は明日以降一週間は曇り。双葉町も曇りか雨か…… ここのところ不安定な天候が続いている。4号機から…

※冗長で不適切な表現や他者に不快感を与える部分に関して、文章の一部削除・修正を行いました。ごめんなさい 昨日、また一つ「世界の秘密」を知って、驚きで椅子から転げ落ちた。なんと「い・ろ・は・す 愛媛県産温州みかんエキス入り」は名前通りエキス入り…